皆さんこんにちは!
歯科衛生士の樽です。
4月に入り、新しい生活がスタートした方も多いのではないでしょうか?
生活リズムが変わり忙しくなると歯磨きの時間を作るのも大変ですよね。
さて、今回は”歯周病の治療って何をするの?”という疑問にお答えしたいと思います。
まず歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる病気です。
歯の周りの歯肉や歯を支えている骨を溶かしてしまう恐ろしい症状がでてきます。
進行していくと膿がでてきたり歯がグラグラして抜けてしまったりすることもあります。
この歯周病を改善させるためには治療が必要なのですが、どんな事をするかご存知の方はいますか?
それはずばり!
ご自身で行う普段のケア+歯科医院で行う専門的なクリーニング です。
【画像引用:歯科臨床歯周病学会より】
歯に付着した細菌の塊”歯垢”を取り除かなければ歯周病の進行を止める事はできません。
そのためには原因である歯垢や歯石を取っていく必要があります。
まずは患者さんご自身でしっかりホームケアをしていただいて汚れのコントロールをしていきます。
一生懸命ケアをしていても硬い歯石になってしまうとご自身のケアでは取りきれなくなってしまうので次の段階として歯医者さんのクリーニングで取っていく形になります。
そのクリーニングの事をスケーリングといいます。
スケーリングの後、再度歯周病の検査をして治りが悪いようであれば更に次の治療へ進んでいきます。
それが”ルートプレーニング” ですSRPと表現したりもします。
歯石や細菌で汚染された歯の根っこの表面を専用の器具をつかって綺麗にしていく治療になります。
歯肉の中、歯周ポケットの中の汚れを取っていくクリーニングになるので出血や多少の痛みを伴う事もありますが、麻酔をかけて処置をする事もできます。
ここまでの治療で完了する方も多いのですが、重度の歯周病になると歯周ポケットの奥まで器具が届ききらず、
汚れが残ってしまうので更に上の治療に進む事もあります。
それを”フラップ手術”といいます。
手術という名称がついている通り、歯肉を切り、根っこが見える状態にしてから汚染された部分を取り除く処置になります。
想像すると怖いですが、悪い部分を取り除き健康な状態へ近づける事ができるとても良い治療です。
このように歯周病といっても進行具合によって様々な治療がある事が分かります!
どの治療においてもご自身でのケアが足りないとまた汚れが付着し、細菌感染が起きてまた歯周病にかかってしまいます。
大変ですが、日々意識しながらケアをしていく事が大切ですね。
治療中気になる事があれば些細なことでも何でも聞いてください!
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歯科衛生士 樽 彩香
歯周病とは
細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。