皆さんこんにちは。
くろさわ歯科医院 副院長前田昌孝です。
今回はくろさわ歯科医院でインビザライン矯正治療に使うために、新しく導入した光学スキャンについてお話しします。
当院で新しく導入したのは、iTEROエレメント5D+という最先端の光学スキャンです。
近年では、ワイヤー矯正だけではなく、マウスピースを用いた矯正で自分の歯並びの改善をしていく症例が多く存在しています。
次世代の矯正治療では複雑な難しい歯並びを除いて、比較的軽度な歯列不正に対してはマウスピース矯正を通してセルフケアで歯を動かすことができるようになりました。
最新機種であるTEROエレメント5D+と呼ばれる器材ですが、とても優秀な機器です。
・アウトカムシミュレーター:スキャン直後約60秒で 矯正治療前後の結果をご覧いただくことができます。
・プログレス・アセスメント: インビザラインのマウスピース矯正治療を受診されるにあたって 治療途中にスキャンし、治療計画に則って動きが再現できているかどうか確認することができます。
・タイム・ラプス: 初診時のデータを記録として保管し、 3ヶ月6ヶ月後など口腔内をスキャンし、経時的な変化を視覚的にとらえることができるようになりました。
さらに、3Dスキャンを通じて、矯正治療と言う枠組みを超えて下記の事も可能です。
・近赤外光画像(NIRI)が 搭載され、レントゲンを撮影せずに隣接された虫歯等 画像を通じて検出できるようになりました。
・咬合間隙の分析ツールとして スキャンをすることによって、お口の中の噛み合わせを確認し、強く当たっている部分など色分けして噛み合わせの状態が 定量的に分析できるようになりました。
・新イノベーションとしてCT画像と口腔内スキャンデータの統合により より精密なデジタル設計を行い カスタマイズされたアライナーを提供できるようになりました。
様々な機能を搭載している優れた光学スキャンになります。
今まではシリコン製の型取りを行ってお口の中の状態を模型上で再現し、それをスキャンしてデータ化しておりました。
近年では光学スキャンといってを用いてその場でお口の中の状態をスキャンし、口腔内環境をデータ化してさらに歯並びの配列をその場で修正/デザインを行うことができるようになりました。
これを用いることによって、 通院回数が減るだけでなく、治療に際して受ける不快感を軽減し、よりシームレスな デジタルワークフローを実現し、 より安全性のある快適なマウスピース治療を行うことができるようになりました。
また、くろさわ歯科医院では マウスピース矯正治療のインビザライン専用のサイトを作成いたしましたので、是非そちらのほうもご覧いただけたらと思います。
また、最近では前歯部審美治療に関してもより精度の高い治療を目指しております。
先日も院内でドクターミーティングで 日々の臨床の検証を検証をして参りました。
セラミックの治療などはかぶせ物の出来栄えだけでなく、そのかぶせ物をお渡しするまでの準備として歯の削り方や歯茎のコントロールなどといった刺繍組織の管理が技術力が問われてきます。
例えば歯と歯の間の歯茎のことを歯間乳頭と言いますが、この歯茎の形態がよりシャープであれば、型取り(印象採得)ときに出血もなく、また優れた機能を兼ね備えた審美的にも充足感のある補綴物をお渡しできるようになりました。
この歯間乳頭と呼ばれる歯茎はコントロールがとても難しく、仮歯の調整を精度を上げていかなければ決して作れないものです。
文献では骨の高さから歯と歯の間の接触するコンタクト部分にかけての距離感(垂直的な距離感)や歯と歯の間の隙間の部分(水平的距離感)を考慮した形で治療を施すことで歯間乳頭の審美再建はなし得ます。
技術はもちろんのこと1本1本の歯でなく、歯茎や骨の部分に対する診断の精度を上げて治療を行うことで、よりその方にとって適切で安全性の高い長期的な安定を見込まれる治療を施すことができるということです。
ぜひ今後前歯の部分のかぶせ物や歯茎が気になる方はこういった細かな部分に対する治療のアプローチの仕方をしっかりと概念として考えていただけるような歯医者さんを見つけていただいて、治療を施していただくことをお勧めします。(*画像の被せ物は仮歯です)
歯並び等気になる事がございましたら当院に相談下さい!
午前診療時間:9:30〜13:00
(最終受付12:30)
午後診療時間:14:30〜19:00
(最終受付18:30)
休診日:日曜・祝日
宜しくお願い致します。
八王子駅徒歩1分
高い技術力での・充実のサービス・安心の保証
総合歯科診療のくろさわ歯科医院
総合的なお口の悩み事、些細なご相談でもお待ちしております。
副院長 前田昌孝
インビザラインとは
海外の大手企業が作り出したマウスピース型の矯正装置のことです。