こんにちは、歯科助手の橋本です。
近頃急激に寒くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
風邪にかかりやすい時期かと思いますので、体調には充分気をつけてお過ごしくださいね。
さて、今回は「粘液嚢胞」についてお話をしていきたいと思います。
粘液嚢胞、聞いたことがありますでしょうか?
実は近頃私もこれに悩まされております。
簡単に説明すると、粘液嚢胞とは唇や舌にできる水膨れのようなモノの事です。水膨れの中身のほとんどが唾液で、口の中に存在する唾液腺が傷つけられることによって唾液の行き場が無くなり、粘膜の下に溜まっていきます。そうしてぷくっと膨らんで出来る水膨れのことを粘液嚢胞といいます。
唾液腺を傷つけてしまう要因として、食事中に唇を噛んでしまったり、歯ブラシが強くあたってしまう事等があげられます。また、歯並びによって唇に歯が当たり出来てしまうこともあるそうです。
粘膜の表面やその周りに異常はなく、痛みもほとんどありません。 これは私の体験談ですが、粘液嚢胞が大きくなる過程で少しの痛みがありましたが、大きくなりきった後の粘液嚢胞自体に痛みは全くありませんでした。
粘液嚢胞は再発することが多く、何度も繰り返しできたり水膨れが大きい場合は、粘液嚢胞摘出を行う必要がある場合もあります。粘液嚢胞とその原因となる唾液腺の摘出をおこないます。「唾液腺取っちゃって大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、唾液腺は口の中に無数にあり、取り除くのはその中のほんの一部となるため、術後の機能には問題ありませんので安心ください!
また、局所麻酔で行える手術なので、もし粘液嚢胞に悩まされている方がいましたらぜひお近くの歯医者さんへ受診してみてくださいね。
粘液嚢胞摘出は当院でも行っていますので、気軽にご相談ください!
午前診療時間:9:30〜13:00
(最終受付12:30)
午後診療時間:14:30〜19:00
(最終受付18:30)
休診日:日曜・祝日
宜しくお願い致します。
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総合歯科診療のくろさわ歯科医院
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歯科助手 橋本
ガマ腫とは
舌下腺から分泌された唾液が口底部に貯留して生じる粘液嚢胞をラヌーラ(ガマ腫)といいます。
https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_noho/