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虫歯ってなに?

こんにちは!

くろさわ歯科医院の樽です。

あっという間に桜の季節も終わって、段々と暑くなってきましたね。

お花見をする前に葉桜になってしまい少し寂しい気持ちです

みなさんはお花見できましたか??

さて、話は変わりますが皆さんは虫歯ってどんなものなのか詳しく聞いた事はありますか?

そして虫歯を予防するためにはブラッシング以外に何をしたらいいのかご存知ですか?

今回は意外と知らないこの2つについてお話してみようと思います(^^)

虫歯と聞くと歯に穴が空いて痛みが出る物というイメージが多いと思いますが、実はいきなり歯に穴が開くわけではないんです!

まず歯の成分が溶け出してしまう脱灰から始まります。

脱灰が進行すると歯に穴があき、皆さんが想像する虫歯の状態になってしまいます。

そもそも脱灰とはなんだ?と思う方もいると思うので簡単に説明すると

口の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌等)が食べ物の糖を取り込んで酸を作り出し、その酸によって歯の成分を溶かしてしまっている状態の事をいいます。

歯のイラスト

【クリニカより引用】

そして脱灰から歯を救う救世主が再石灰化です!!

再石灰化とは

唾液の成分によって、ミュータンス菌達が作り出した酸を中和したり、脱灰で溶け出してしまったカルシウム等を歯に戻す唾液の自然治癒メカニズムです。

お口の中では、食事をするたび脱灰と再石灰化が行われています。

食後、お口の中は菌によって酸性に傾きますが(これが脱灰です)しばらくすると唾液によって中和され、カルシウムも歯の表面に戻ります。

虫歯菌と唾液のせめぎ合いですね!

このバランスが保たれていれば虫歯にはならないのですが

バランスが崩れ、脱灰に傾くとカルシウムがどんどん失われ、最終的には穴があき虫歯になってしまいます。

さて、虫歯を予防していくにはどうしたらいいのでしょうか?

前述した通り、歯に穴があく前に再石灰化を促して行く事が本当に大切になります!

1.磨き残しを減らす

磨き残しがあると歯の表面に沢山の虫歯菌が付着します。

そうすると脱灰のスピードが加速して再石灰化の働きが追いつかず虫歯になりやすくなってしまいます。

2.唾液を分泌させる

唾液の量が減ってしまうと酸を中和させる事が難しくなるので脱灰が進みやすくなります。

唾液量が気になる方はキシリトール配合のガムを噛んだりしても良いですね!

飲んでいるお薬の副作用で唾液の成分が変わってしまったりする事もあるので歯科医師や私たち衛生士に相談してみてくださいね。

3.ダラダラ食べをなくす

虫歯菌が出す酸に触れれば触れるほど脱灰が進みます。

唾液で中和しようとしても食べ物や飲み物が入ってくるたび唾液の力が弱まってしまうのでうまく再石灰化する事ができません。

しっかり再石灰化できるように食事と食事の間隔を空けるようにしましょう!

4.フッ素を取り込む

フッ素には再石灰化を早める効果があります。

歯科医院での塗布ももちろんですが、お家での歯磨きにもフッ素入りの歯磨き粉を使用してみてください。

虫歯についてなんとなくわかっていただけたでしょうか??

予防には歯磨きだけではなく生活習慣も重要なのでぜひ意識してみてください!

前回のブログで紹介したシュミテクトという歯磨き粉にもフッ素が配合されているのでおすすめですよ!

脱灰と再石灰化覚えてくださいね♪

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宜しくお願い致します。

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歯科衛生士 樽 彩香


脱灰とは

原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。

この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。(これを「脱灰(だっかい)」といいます)

引用https://clinica.lion.co.jp/oralcare/mushiba.htm

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