こんにちは、歯科衛生士の早瀬です。
今年も残すところあと少しになりましたね。クリスマスももうすぐで、帰り道のイルミネーションに癒やされています。
さて今回は、生まれる前から始める「マイナス1歳からの虫歯予防」についてです。
赤ちゃんのお口の中は無菌状態で生まれてきます。虫歯の菌(ミュータンス菌)もいません。
ではなぜ成長するにつれて虫歯になってしまうのか?
それはまわりの大人から感染するからなんです!
可愛くてついお口にチューっとしてみたり、大人の唾液のついた箸やスプーンであーんと食べさせたりすると、大人の口の中にいるミュータンス菌がお子さんに感染してしまいます。
このミュータンス菌に感染する時期が遅いほど将来の虫歯になるリスクが減ると言われており、たとえ感染するにしてもコントロールされた善玉菌のミュータンス菌のほうがいいといわれています。
最も感染しやすい時期は1歳7ヶ月から2歳半ころまでといわれており、3歳くらいまでは気をつけたいところですね。
まわりの大人ができることは、
①定期検診を受けてクリーニングをしてお口の環境を整える。
②菌数を減らす為に、治療が必要な虫歯があればしっかり治療をする。
③積極的にキシリトールを摂取する。
です。
上記は大人自身の虫歯予防にもなります。
③のキシリトールはミュータンス菌を善玉菌にかえてくれる効果があります。
ぜひキシリトールが50%以上含まれた製品を選んでいただくことをオススメします。
製品ごとにキシリトールの含有量が違いますので計算方法です。
ぜひ成分表をみてみてください。
キシリトールの量÷炭水化物の量×100
この値でその製品にキシリトールが何%含まれているかわかります。
つまりキシリトールと炭水化物が同じくらいの製品だと100%に近いということです。
ガムの場合味がなくなっても15分以上かみ続ける、タブレットの場合噛まずに舐める、を1日4〜5回を目安に摂取してください。
キシリトールの効果がでるまでに継続して3ヶ月ほどかかるといわれています。
是非、皆様の生活の中にキシリトールを取り入れてみて下さい。
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宜しくお願い致します。
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歯科衛生士 早瀬知佳
キシリトールとは
天然の素材の甘味料です。キシリトールは自然界に存在する天然の5炭糖の糖アルコールです。多くの果実や野菜の中に含まれ、また人体でも作られます。
http://www.ndu.ac.jp/~kuroneko/kowake/xyliyol.html