こんにちは、受付の大島です。
暦では秋になりますが、まだまだ夏の暑さが感じられる時期になっております。
暑さによって、塩分や酸味を摂取する事が多くなっているのではないでしょうか?
今回は酸味の強い食品による酸蝕症ついてお話ししていきます。
私達が何気なく、摂取しているレモンや梅干しといった酸味は少しであれば歯に負担はかからないのですが、多くの摂取となると大きな負担となります。
食事や、胃液などの酸で歯の表層のエナメル質が溶けてしまう事を酸蝕といい、これにより歯が病的に傷んでしまった状態を酸蝕症といいます。
酸蝕症の原因は、大きく分けると3つあり胃酸による原因と酸性の薬剤服用による原因と酸の強い食品の摂取による原因に分かれます。この3つ中でも、一番大きなな原因となっているのは酸の多い食品の摂取によるものです。
酸の多い食品として挙げられる物と言えば、レモンやグレープフルーツやオレンジや梅干しなどです。飲料としては、オレンジジュースやスポーツ飲料やワインといった物になります。柑橘系が多く挙げられいることが感じられるかと感じられます。こういった、酸の食品を長時間にわたり飲食する事により、歯のエナメル部分が溶かされてゆき酸蝕症を引きこおしてしまう要因になってしまうのです。
酸蝕症になってしまうと、歯が透けて黄色く見えて詰め物が外れてやすくなってゆき知覚過敏の症状が起きたり虫歯のような痛みがおきたりします。
柑橘系などの酸性の食品は、控えた方が良いのかと感じるかもしれませんが、摂取したとしても、きちんと対策をする事により歯は守られます。
・ながらでの飲食は控える。
→長時間の酸によるリスクを減らす。
・酸性の食品を飲食した後の歯磨きは圧に気をつける。
→摂取後すぐにだと、酸により歯は柔らかい状態の為、ブラシ圧に気をつけて優しく磨き、歯の削れを防ぐ。
・フッ素を使用する。
→フッ素には歯を修復を助ける力がある。
これらが、対策となります。
暑さにより、酸味ある物を飲食される機会がこれから増えていくと思います。
この時に少しでも心掛けて頂ければと思います。
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酸蝕症とは?
酸蝕症とは、非齲蝕性硬組織疾患の一つで、酸の作用により歯質が脱灰することによって起きる歯の化学的な欠損の病態である。酸蝕症は英語でtooth erosionといい、侵蝕症ともいう。
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