インプラントのケアにも使用するコンクールとは?
インプラント治療をした後は毎日のセルフケアも大切です。
インプントは外科手術を行うので、その後のケア方法やケア用品もインプラント用のものを使用することでしっかりとケアすることが出来ます。
ただインプラント後のケアについて『どの様にしたらよいの?』に思っている人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回はインプラントケアにおススメのコンクールについて詳しくご紹介します。
【コンクールとは?】
コンクールは1990年に欧米で主流の殺菌効果が期待できるクロルヘキシジンを配合した薬用マウスウォッシュとして発売されて、多くの歯科医院で使用されています。
その後コンクールは予防歯科のケア用品として歯磨きジェルや歯磨き粉などを発売して予防を支えるブランドとして人気です。
【インプラント用コンクール】
〈コンクールF〉
コンクールFは薬用マウスウォッシュです。
インプラントにも天然歯にも広く使用することが出来ます。
特徴
・高い殺菌効果を得ることができるグルコン酸クロルヘキシジンを配合しているので、12時間効果が続くことが報告されています。
長い期間殺菌効果があるので、入れ歯を殺菌するために浸しておくこともできます。
・マウスウォッシュは刺激があるものが多いのですが、マイルドでピリピリした感じがありません。
インプラント手術後も安心して使用することが出来ます。
・水25ミリに5滴程度で良いので1本で長く使用することが出来ます。
おススメのポイント
・殺菌効果が長いので、寝ている間も虫歯菌や歯周病菌の増殖をしっかりと防ぎます。
・刺激も少なく、毎日のケアに取り入れやすいので、持続して使用することができます。
〈コンクールジェルコートIP〉
コンクールジェルコートIPはインプラント専用の歯磨きジェルです。
特徴
・インプラントを腐食させない『フッ素無配合』です。
最近の研究で、フッ素がお口の状況によっては、インプラントのチタンを腐食させて、インプラントの周りの歯ぐきを腫れさせる可能性があることが分かってきました。
そのため、インプラントに安心のフッ素無配合なのです。
・発砲性が無く、お口の中が泡だらけになることがないので、じっくり時間をかけて磨くことが出来ます。
・塩酸クロルヘキシジンが配合されているので、歯周病菌もしっかりと殺菌してくれます。
おススメのポイント
・フッ素の研磨剤も配合していないのでインプラントを傷つける心配がなく安心です。
・インプラントも天然歯も両方守ることができて、歯をツルツルにしてコーティングしてくれます。
・歯間ブラシを使用する際にもコンクールジェルコートIPをつけて使用すると歯と歯の間も殺菌してくれます。
【虫歯や歯周病の予防のために】
〈コンクールジェルコートF〉
コンクールジェルコートFは虫歯や歯周病を予防するための歯磨きジェルです。
特徴
・虫歯や歯周病を予防するために『フッ素』が配合されています。
フッ素は歯を強くする働きや歯を再石灰化する働き、虫歯菌の働きを弱めるなど予防に効果を発揮してくれます。
・フッ素が含まれているため、歯磨きする際に使用して、1度うがいして、その後ジェルを塗布してブラッシングするとフッ素によるフッ素コートをすることが出来ます
・塩酸クロルヘキシジンで殺菌効果を発揮してキシリトールで虫歯予防の効果を発揮してくれます。
ジェルコートFとジェルコートIPは虫歯予防とインプラントと用途を分けて使用しましょう。
【お口の渇きが気になる方に】
〈コンクールマウスリンス〉
お口の中が乾燥してしまうと細菌の繁殖しやすい環境になってしまい、口臭の原因になってしまうことも少なくありません。
薬の副作用や加齢など様々な原因が考えられますが、そんな時には『コンクールマウスリンス』をおススメします。
マウスリンスをお口全体に行き渡らせる様にブクブクうがいをしてお口の中に潤いを与えてあげます。
ノンアルコールで刺激がないので安心して使用できますし、潤いで粘膜を保護してくれます。
〈コンクールマウスジェル〉
マウスリンスを使用して更に効果を高めたい場合にはコンクールマウスジェルで保湿していきます。
舌にマウスジェルをのせて気になる部分に塗布していくだけでお口の中の潤いを保ってくれます。
【まとめ】
コンクールはうがい薬が有名ですが、その他にも色々なケア用品が出ています。
歯磨きジェルもインプラント用、虫歯予防用など用途を分けることによってより効果を発揮してくれます。
またどの商品も刺激がないので、お口の毎日のケアに取り入れやすい商品です。
特にインプラント治療を行った後は日々のケアがとても大切になってくるので、丁寧なブラッシングに加えて、歯間ブラシなどの補助清掃用具も大切です。
その際にジェルコートIPを使用してあげると歯と歯の間にも殺菌効果がありおススメです。
どの様なケア用品が良いか迷ってしまった場合には歯科医院で自分に合ったケア用品を選んでもらうことも出来るのでおススメです。