こんにちは、歯科衛生士の牧野です。
先日スタッフと、かの有名な天野敦雄先生の講演会に行ってまいりました。
今回は学んだ内容を踏まえつつ、少しだけ歯周病のお話をさせていただきます。
みなさま、歯周病は感染症だとご存知ですか?
日本人の7割以上が罹患していると言われ、更には世界で最も蔓延している病気として、ギネスにも認定されている程です。
歯周病の一番の悪者は歯周病菌ですが、一度お口の中に感染…歯周病菌が住み着いてしまうと、もう追い出すことはできません。
更にはこの歯周病菌の中にも優劣があり、強い菌に感染してしまうと症状が進行しやすくなってしまいます。
そしてその歯周病菌の活性を助長するのが、口腔内細菌の代謝物であるプラーク(歯垢)です。
どれだけハブラシを頑張ったとしても、磨くのが苦手なところには汚れが残り続けてしまいますよね。
結果、時間をかけ病原性を高くしたプラークが歯周病をどんどん悪化させてしまうのです。
お口の中は複雑な隙間や溝ばかり…磨き残しは付きものです。
ぜひ定期的にメインテナンスにお越しいただき、ご自身ではケアしきれない部分までお掃除させていただければと思います。
また、お口の中を清潔に保ち、全身の免疫力を上げていれば、歯周病菌に感染するリスクが下がるそうです。
ぜひ日々のハブラシに、デンタルフロスや歯間ブラシを併用してみてくださいね。
余談ではありますが…
昨今の追跡調査によると、かかりつけ歯科医・歯科衛生士を持つ人は寿命が長く、要介護にもなりにくいんだとか!
みなさまの健康をお守りする歯科医院になれるよう、
日々精進してまいります!
くろさわ歯科医院