みなさん、お元気ですか?
歯科医師の前田です。
今回、私の方で「セラミック系補綴物」についての御紹介を差し上げたいと存じます。
元来の保険治療では、
中規模・広域にあたる歯冠修復処置として、コンポジットレジンとよばれるプラスチック製樹脂、インレー・フルメタルクラウンと呼ばれるパラジウム金合金製の修復物が主に主体材料として歯科治療に汎用されています。
これらの材質は、丈夫で長持ちする一方で、理工学的観点から、
水分や細菌が内部に入り込み、材質に色調や強度の面から経年的変化を与えてしまったり、あるいは、金属の場合、持ち得る特性である展性・延性に伴い、持続的な咬合圧によって金属自体の形態が変化し適合が悪化する可能性もまた難点として考えられています。
その機能性や審美性を補い、ニーズにお応えできるよう日夜開発されているのがセラミック性補綴物です。近年のセラミック系材質の補綴物は色調再現性がより一層高まり、強度の面でも大幅に向上しました。セラミック材質の特徴として①形態再現性②色調再現性に優れ、水分や細菌といったものを含まない性質を兼ね備えているため、過酷な環境変化に対して経年的変化を受けないという大きな特徴の性質があります。
お口の中は「温度」、「食渣」、「唾液(水分)」、「空気中の細菌」等、物質に影響を与える過酷な環境であり、つねに置かれている環境の変化が生じています。しかし、その環境に影響を受けないのがセラミック材質なのです。過度な衝撃等当たらなければ半永久的に使用できるものと思われます。
治療に関しましてはより高度な治療精度を求められるため、しっかりとお時間をかけて治療していくことになりますが、御希望頂き、治療が完了した患者様からは非常に御満足頂くお声を多くいただいております。
このブログをご覧になって治療方針を御検討されていらっしゃるあるいはお悩みされていらっしゃる方がいらっしゃるようでしたら是非当院にお越しください。
当院にてCT撮影を行い、実際に現状の状態を確認、被せものや詰め物の適応等お時間頂いて治療の方向性やプラン等を複数御用意してお持ちしております。
みなさまの御来院心からお待ちしております。