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唾液の役割!

こんにちは!歯科衛生士の星野です。
今年最後の診療の週となりました。
このくらいの時期になると1年間って短いなぁって思いますね。

当院は12月29日〜1月5日まで休診させていただき、1月6日から診療致します。

さて、今日は唾液についてお話します。
なぜ唾液は出るのでしょうか?
何の役割をしているのでしょうか?
疑問に思ったことはないですか。

1つ目は、消化作用。
胃液と混ざるまでに、唾液によりデンプンが30〜40%は麦芽糖に分解しています。

2つ目、潤滑作用。
食事を噛むのを円滑にし、飲み込むのを助けています。
お口がパサパサの状態だと飲み込みにくいですよね!

3つ目、溶解作用。
糖や塩分を溶解し、消化や嚥下を助け、味覚物質の味蕾への到達するのを容易にしています。
舌との連携もバッチリなんですね(^^)

4つ目、緩衝作用。
食事をすることでお口の中は酸性へと傾きます。その状態を中性へと近づける働きです。
口の中が酸性になることで歯が溶かされるため、知らぬ間に働いてくれている唾液ってすごいですよね。

5つ目、稀釈・洗浄作用。
飲食物を稀釈し、口の中の汚れを洗い流す。
唾液が少ないと口の中が不潔になりやすいということですね…。

6つ目、抗菌作用。
わずかながら微生物の発育を抑制したり、殺菌したりしています。

7つ目、歯の保護作用。
唾液により歯の表面に薄い皮膜(ペリクル)を作り、保護しています。

8つ目、歯の再石灰化作用。
唾液中のカルシウムやリン酸イオンが歯に沈着し、脆くなっていた部分を固く(石灰化)するのを促進する働き。
虫歯だけど、削るほどでは無いと言われるのは、この再石灰化を期待してのことなのです(^^)!

長くなりましたが、唾液にはこんなに役割があります。
唾液に感謝しなければならないですね(^O^)

年末、年始には美味しい食べ物がたくさんありますので一口30回噛むようにして、唾液分泌に励みましょう(^^)
それでは、良い年をお過ごしください。

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